イタリア郷土酒
イタリアには「郷土料理」と同じように「郷土酒」があります。
ワインをつくるブドウ以外にも、地方ごとの農作物や天然植物を使った個性豊かなお酒を楽しめるのです。
製法によって果実酒、蒸留酒、リキュールなどに分類できますが、共通するのは「食材の宝庫イタリアをもっと味わい尽くせる」ということ。お酒で巡るイタリア新発見の旅をしてみませんか?
イタリア郷土酒の広い世界をぜひ体験してみてください!
リクオレリアが大切にする7つの価値
1. 郷土色 – Locale
その土地の自然環境や歴史に根差した象徴的な特産素材を使い、生産地の伝統や特色ある食文化を感じられること
2. 天然素材 – Naturale
四季折々の天然素材を旬の季節に収穫し、自然ならではの伸びやかな香りと豊かな味わいを充分引き出していること
3. クラフトマンシップ – Artigianale
時間と手間を惜しまず、良いものをつくろうとする誇り高き職人の信念と情熱に溢れた芸術的作品であること
4. クオリティ – Qualità
厳選した最高級の素材と職人の高い技術によって、香りや味わいに格別の品質が生み出されていること
5. 美しさ – Bellezza
見映えにも美しいデザイン性と存在感があり、視覚的にも心を動かし五感を満たすものであること
6. 個性 – Originale
素材や製法において特徴的なこだわりがあり、創造的で唯一無二のユニークなオリジナリティがあること
7. 物語 – Storia
語り伝えたい様々な逸話や秘話に溢れ、生産地の風景や生産者の顔が思い浮かぶ生き生きとしたストーリーがあること
イタリア発祥のリキュール
イタリアが世界に誇る飲料文化といえば、日本でも知られているエスプレッソコーヒーやワインと並んで、リキュールを挙げないわけにはいきません。
嗜好品としてのリキュールはルネッサンス時代のイタリアで生まれたといわれ、現在でもフランスと並ぶリキュール生産大国です。
イタリア半島の北から南まで多彩なリキュールに溢れ、人々の日常に欠かせない生活文化のひとつとなっています。
バールと呼ばれるイタリアのカフェでは、カウンターの後ろにたくさんのリキュールが並んでいます。
エスプレッソコーヒーに入れたり、そのまま食後酒として飲まれるほか、カクテルとして夕方の華やかな食前酒のひとときを彩ります。
食前酒・アペリティーヴォ
食前酒はイタリア語でアペリティーヴォ。食前にお酒を飲むこと、またはそのお酒のことを指します。
たいていは簡単なおつまみが添えられ、お酒を1-2杯飲めばお腹が空いてくるはずです。
アペリティーヴォとは「胃を開ける」という意味で、食欲を増進させてその後の食事を楽しむための役割があります。
オペラ発祥の地でもあるイタリアでは、日常生活は何事も歌劇そのものです。
食事の構成も、前菜(第1幕)から軽やかに始まり、パスタ(第2幕)で心躍らせ、肉料理(第3幕)で感動はピークに達し、ドルチェ(第4幕)でハッピーエンドを迎えます。
最後はエスプレッソコーヒーや食後酒で余韻を楽しみながら夜は更けていきます。
まだ陽の明るい夕方のアペリティーヴォはその⦅序曲⦆のようなもので、食事を美味しくいただき、同席する大切な人との会話を弾ませ、心の豊かさを生むための、重要な「仕掛け」なのです。
アペリティーヴォはカクテルの他にも、ワイン、ビール、ノンアルコールドリンクなどでも大丈夫。
外食の前に、カフェやワインバーで待ち合わせてアペリティーヴォをしてみてはいかがですか?
ホームパーティーでも、参加者が揃うのを待つのではなく、アペリティーヴォを楽しみながら集まる方がスマートですよ!
アペリティーヴォとは、美味しく飲む方法でもあり、楽しく生きる方法でもあるのです。
リキュールの飲み方
エスプレッソコーヒーやワインに比べて日本でリキュールがあまり知られていない理由に、「どう飲んでいいかよくわからない」という声がよく聞かれます。
アマーロやリモンチェッロのような食後酒は、ふつう小さなグラスでストレートで飲みます。糖度の高いリキュールは、デザートのように胃を落ち着かせる役割があるのです。
代わって食前酒は、リキュールをソーダ、トニックウォーター、フルーツジュース、スパークリングワインなどで割るカクテルが多いでしょう。軽くさっぱりした口当たりは食欲を刺激します。
デザートには、甘口のリキュールやフレーバードワインをぜひ合わせてみてください。互いの味を引き立てる最高のペアリングです。ジェラートにかける贅沢さはたまりません!
リキュールは、料理や製菓の材料としてもアイデアを広げてくれます。
おすすめレシピ
食前酒
アペリティーヴォ
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ベルガモット・リキュールとソーダ(炭酸水)を 1 : 6 で割る
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フィレンツェで大人気!リクオレリア・オリジナルカクテル
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ヴィショラワインとレモンソーダを 1: 1 で割る
ドルチェ
デザートに合わせて
ヴィショラワイン
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真冬の定番
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北イタリアのホットワイン(グリューワイン)
1:6の美味しい法則
ベルガモットソーダ